ブログで成果が出る前に継続できず挫折してしまう方は多いですが、ほかのブロガーやアフィリエイターの継続率は実際のところどれくらいなのでしょうか。
自分がどれくらい頑張れているのか、具体的なデータで比較してみたいですよね。
このページでは、総務省とアフィリエイトマーケティング協会の2つの調査データを基に、ブログの継続率について分かりやすく解説します。
ブログの1年継続率は30%などとよく言われていますが、その情報は正しいのか、根拠なども詳しくチェックしていきましょう。
ブログの継続率を示す総務省の調査データ
総務省の調査データでは、ブログの継続率について以下の2点が読み取れます。
- ブログを継続している人のうち、1年以上継続している人は全体の約70%
- ブログの1年継続率は約30%
ただし、総務省による当該調査データは2009年発表のもの。調査は2008年1月時点のデータを基に実施されています。以降、同調査は実施されていません。
10年以上前のデータですので、2024年現在とはインターネットやアフィリエイトなど、ブログを巡る環境もかなり変わっていることに留意してください。
12ヶ月更新継続率の推移
以下のグラフは、ブログの12ヶ月更新継続率(アクティブ率)の推移データを示しています。当データは、総務省が15歳以上のブログ開設経験者を対象に実施したアンケート結果をまとめたものです。
出典:総務省資料
1年を通じて、1ヶ月1回以上の頻度で継続的に更新されたブログは、年代ごとに以下のように減少していました。
年代 | 12ヶ月更新継続率 |
---|---|
2002年~2003年前半 | 70~80% |
2003年後半~2005年 | 50~60% |
~2007年 | 40~50% |
このグラフの最初の頃には70~80%だった継続率が、3年ほどで約半分の40%程度まで下がったのは興味深いところです。ブログの時代背景もチェックしてみましょう。
2003年頃は、日本で以下のブログサービスが提供され始めた時期です。これらのサービスが開始されたことで集中的にブログを始める人が増加し、次第に落ち着いていった流れが、このグラフから推測できます。
サービス開始時期 | ブログサービス |
---|---|
2003年 |
|
2004年 |
|
「ブログは1年継続率が30%」の根拠データ
一般的に言われている「ブログの1年継続率は30%」の根拠は、以下の総務省の資料に示されている数値です。
出典:総務省資料
上の図表には「ブログの更新継続率モデル」として以下の内容の記述があります。
経過年数 | アクティブブログである確率 |
---|---|
1年後 | 30% |
2年後 | 10% |
3年後 | 3% |
2008年1月時点の情報を基にした当調査データによると、ブログを公開してから1年後、月1回以上の頻度で更新され続ける確率は30%、2年後なら10%、3年後には3%まで減少するとのことです。
根拠となる情報が10年以上前であることや、1年に1回以上という頻度をアクティブと定義していることを踏まえての数値ですが、かなり挫折率が高いことが読み取れます。
ブログが続かない理由と対処法をまとめた記事も用意しました。以下のリンクからチェックしてください。
ブログの継続率を示すアフィリエイトマーケティング協会の調査データ
特定非営利活動法人アフィリエイトマーケティング協会では、2005年から現在まで、継続的に「アフィリエイトプログラムに関する意識調査」を行っています。最新の調査データもチェックしてみましょう。
アフィリエイトマーケティング協会の調査データからは、以下の情報が読み取れます。
- ブログを継続している人全体の約70%が1年以上継続している
- 2~3年の継続をピークに、継続する人の割合が減少していく
- 5年継続している人の割合は、全体の15~20%程度で推移している
- 10年継続している人の割合は、全体の10%前後で推移している
ブログ継続期間の最新データ
2024年4月時点のアフィリエイトマーケティング協会の最新データは、2023年の調査結果です。当該データは、国内の主要ASPに登録しているアフィエイトサイト運営者を対象としたアンケート結果に基づいています。
2023年の調査データによると、ブログを継続している人の中で1年未満の人は約30%。70%のブログ運営者が1年以上継続していると分析できます。
継続年数 | 2023年 |
---|---|
1年未満 | 29.7% |
1年~2年未満 | 16.2% |
2年~3年未満 | 13.6% |
3年~4年未満 | 7.5% |
4年~5年未満 | 7.3% |
5年~10年未満 | 15.1% |
10年以上 | 10.6% |
参照:特定非営利活動法人 アフィリエイトマーケティング協会資料
総務省のデータを見る限りでは、ブログを長く継続できる人が非常に少ない印象でした。しかし、アフィリエイトマーケティング協会の最新データを見る限り、長く続けている方が意外と多く存在していることが分かります。
ブログ継続期間の過去10年間の推移
アフィリエイトマーケティング協会の過去10年間(2014年~2023年)のデータを比較してみました。
1年未満 | 1年~2年未満 | 2年~3年未満 | 3年~4年未満 | 4年~5年未満 | 5年~10年未満 | 10年以上 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2023年 | 29.7% | 16.2% | 13.6% | 7.5% | 7.3% | 15.1% | 10.6% |
2022年 | 35.9% | 16.4% | 11.5% | 7.1% | 4.9% | 14.2% | 10.0% |
2021年 | 39.34% | 13.65% | 10.73% | 8.49% | 5.42% | 13.03% | 9.33% |
2020年 | 38.16% | 16.3% | 11.42% | 7.24% | 4.67% | 12.86% | 9.35% |
2019年 | 38.6% | 16.8% | 10.7% | 7.3% | 5.3% | 12.6% | 8.7% |
2018年 | 37.4% | 16.2% | 11.3% | 6.9% | 5.8% | 14.7% | 10.3% |
2017年 | 33.4% | 15.9% | 11.3% | 8.2% | 6.9% | 16.1% | 8.2% |
2016年 | 31.2% | 14.1% | 10.0% | 9.0% | 6.1% | 21.5% | 8.2% |
2015年 | 32.0% | 13.3% | 11.7% | 8.9% | 7.1% | 21.3% | 5.8% |
2014年※ | 27% | 15% | 12% | 9% | 7% | 24% | 5% |
※2014年のデータは資料上でも小数点以下の数値が示されていないため、ここでも同様に記載しています。
参照:特定非営利活動法人 アフィリエイトマーケティング協会資料
過去10年間のデータを比較して見ても、ブログを継続している人のうち、1年未満の方は2023年のデータと同様に30%前後で推移しています。2~3年続けている人の割合は比較的高め。その後、5年以内までは、辞めてしまう人の割合が高くなっています。
2~3年以内に収益化やアクセス数を増やせたブログが生き残り、長期的に継続されていくのでしょう。
5年以上継続している人は全体の15~20%、10年以上になると全体の10%まで減少していきます。やはり長期的なブログの継続は難しいのでしょう。
ブログ続けるのは簡単ではありませんが、継続するコツもあります。以下の記事にまとめていますので、併せてチェックしてください。
ブログは最低でも1年は継続しよう
ブログ運営は、長期戦が基本であることを理解しておきましょう。
1年以上ブログを継続している人は約70%。70%のブログの1つとなれるように、少なくとも1年、できれば2~3年を目標としたいところです。
ブログ初心者のうちは、アクセスが伸びずに苦しい思いをすることもあるでしょう。
しかし、数年努力を続ければライティングスキルが向上し、SEOの知識も身につくもの。次第に読者が増えていき、収益発生まで到達できる可能性も高まります。途中で挫折してしまえば、その先の成長も成功も見ることはできません。
ただし、闇雲に続けるのではなく、上位表示を目指して高品質なコンテンツを積み上げていくことが重要です。
ブログを継続するのが辛くなり、モチベーションを維持できくなったときには、AIライティングツールで執筆作業を効率化する方法もあります。最新のAIツールで時間を有効に使いましょう。
ブログ特化型のラクリンは、無料プランも利用できます。
フリープランなら、クレジットカードの登録が不要で永年無料。
今すぐ記事作成に特化した次世代のAIツールをお試しください。
フリープランならずっと無料
無料で利用する