ブログのパクリは珍しいことではありませんが、パクリが許される範囲と許されない範囲があります。明確な基準はないものの、判断を間違えると自分自身がダメージを負うので注意してください。
この記事では、ブログのパクリがどこまで許されるのか、パクリのNG例とOK例と丸パクリしてはいけない理由もまとめて解説します。
ブログのパクリの許容範囲をしっかりと把握して、上手に活用してください。
ブログのパクリはどこまで許される?
ブログのパクリの許容範囲はどこまでか、詳しくチェックしていきましょう。
丸パクリはNG
他人が公開している記事を丸ごとコピペして、自分自身のブログで発信する行為は、著作権侵害にあたります。丸パクリの場合は、引用元を示しているかどうかは関係ありません。
文章の一部だけを変えたり、順番を変えたりした程度では、丸パクリと同じです。オリジナル要素なしに、他人のコンテンツそのものを転用するのは避けましょう。
記事だけでなく、他人が撮影した写真や画像、サイトデザインなどの創作物を無断で利用するのも著作権侵害です。
参考にするのはOK
記事のテーマや記事構成、見出しを参考にして情報を整理して、自分なりの言葉や表現でまとめるパクリであれば問題ありません。例えば以下のような方法で文章をしっかりと書き換えます。
- 言い回しや表現を変える
- 類義語で言い換える
- オリジナル要素を追加する
他サイトの記事を参考にする場合、どうしても似た文章になりがちです。しかし、書かれている内容を自分に落とし込んでから改めて記事にすると、似た表現を回避できます。対策として、仕上がった記事をコピペチェックすると安心です。
コピペチェックツールは、無料で使えるCopyContentDetectorがおすすめです。
どうしてもコピー率が高くなってしまう時は、AIライティングツールを活用して、表現や言い回しを参考にする方法もあります。
ルールに従った引用はOK
引用はパクリとは違います。ただし引用する際は、ルールを理解しておく必要があります。一般に公表されている著作物は、以下のルールを守れば引用可能です。
- 引用部分を区別する
- 引用元を明記する
- 改変しない
- 独自のコンテンツをメインにする
例として、ここで参考にすべき法律の条文を引用してみましょう。
著作権法では、引用について以下のとおり規定されています。
公表された著作物は、引用して利用することができる。この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるものでなければならない。
引用元:著作権法「e-GOV法令検索」
著作権法の条文をそのまま転載して、引用部分を引用タグで区別し、引用元も明記しました。オリジナルコンテンツに添える範囲で引用しているので、著作権法のルール通りです。
ルールに従って引用する場合は、パクリにはなりません。
ブログのパクリはどこまで?NG&OK事例
ブログのパクリはどの程度まで可能なのか、例文を紹介します。以下はオリジナルで用意した文章です。
上記の例文をパクリつつ、2つのパターンで文章を作成しました。
NG事例
以下はパクリのNG例です。文末や単語を言い換えただけで、ほとんど同じ文章です。
NG事例をコピペチェックでテキスト判定したところ、類似度91%で「コピーの疑い」との結果が出ました。
OK事例
以下はパクリのOK例です。内容的にはほぼ同じですが、記事内容を参考に追加情報を加え、言い回しや表現を変えました。
OK事例をコピペチェックでテキスト判定した結果、類似度45%で「良好」でした。
ブログを丸パクリしてはいけない3つの理由
多くの人が、他人のブログ記事をある程度パクリながら、コンテンツを作成しています。しかし、丸パクリはNGです。丸パクリしてはいけない理由を詳しく解説します。
ペナルティ対象となる
丸パクリの記事は、検索エンジンがコピーコンテンツとして認識します。
Googleはコピーコンテンツをペナルティ対象としており、丸パクリしたところでインデックスされないなどデメリットしかありません。
ブログ全体の評価が下がる
コピーコンテンツを投稿しているようなブログは、検索エンジンからだけでなく、ユーザーからの評価も下げる可能性があります。
ブログ内のほかの記事にも悪影響を及ぼすため、たとえ100記事のうち1記事でも、丸パクリは避けましょう。
訴えられる可能性がある
他人の書いた記事には著作権があり、丸パクリすれば権利者から訴えられる可能性があります。Web上のコンテンツも同様です。例えばあなたのブログは、著作者であるあなたに著作権があります。
著作権侵害は犯罪です。民事上の損害賠償等の請求だけでなく、刑事上の懲役や罰金等の処罰を受ける可能性があります。プラス要素は何もありません。
良いブログをお手本にしてクオリティを高めよう
ブログ記事をパクる際は、相手の権利を尊重して、あくまでも参考程度に留めましょう。丸パクリは著作権侵害にあたる犯罪行為です。コピーコンテンツを自分自身のブログに投稿すれば、ペナルティを受けるだけでなく、著作権者本人やメディアを運営する企業から訴えられるケースもあります。
他サイトの記事を丸パクリしているサイトは、ユーザーからも信用してもらえません。
ブログが読まれないと悩んでいる時は、以下の記事も参考にしてください。
優良記事の要素を参考にしながら、よりクオリティの高いコンテンツにできるように独自の工夫をプラスしましょう。
ほかの記事を参考にしてコンテンツを作成したい時は、リライト機能のあるAIライティングツールを利用すると便利です。
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