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Webライターに必要なもの10選&効率化に役立つもの7選

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「Webライターに挑戦したいけれど、何を用意すればいいのか?」などと迷っている方に向けて、必要なものや効率化に役立つものを詳しく紹介します。

初心者がWebライターを始めるのに必要なのは、パソコンやインターネット環境です。ほかにも必要なものはありますが、大きなコスト負担があるのはパソコンくらいです。

Webライターに必要なものを揃えて、収入アップを目指しましょう。

Webライターとして活動するために必要なもの10選


Webライター未経験者が本格的に始動するために欠かせないものをまとめて紹介します。

パソコン

パソコンがなければWebライターとしての本格活動は困難です。以下のスペック以上のパソコンを推奨します。

項目 必要なスペック
メモリ 16GB以上
ストレージ SSD 256GB~512GB
CPU Intel Core i5またはAMD Ryzen5以上

Webライターは、文字だけでなく画像や動画などを扱うこともあります。各種ソフトなどを利用することもあるため、メモリは16GB以上がおすすめです。

一般に販売されているパソコンのメモリは、8GBのものが多くみられます。しかし、8GBでは複数のソフトを立ち上げる場合など、動作が遅くなったり固まったりしやすいので注意しましょう。

メモリやストレージは後で増設したり付け替えたりが可能ですが、手間もコストもかかります。最初から十分なスペックのパソコンを用意することをおすすめします。

文章作成ソフト

ライティングのためには、GoogleドキュメントやWordの文章作成ソフトが必要です。いずれもクライアントから必須条件とされることがあるので、用意して操作に慣れておくことをおすすめします。

Googleドキュメントは無料で利用可能。共有も簡単であることから採用するクライアントが多く見られます。

WordはMicrosoft Officeソフトをパソコンにインストールする必要があり、一般的には数万円のコストがかかります。必要になってから導入を検討しても問題ありません。

GoogleドキュメントとWordは、操作性が非常によく似ています。最初はGoogleドキュメントに慣れることから始めるといいでしょう。

スマートフォン

スマートフォンはWebライターの仕事でも、以下のように様々な場面で役立ちます。

  • クライアントとの迅速なやりとり
  • 簡単なリサーチやライティング
  • 案件探し・応募
  • 写真撮影
  • パソコンに対応していないスマホアプリの動作確認

パソコンがなければスムーズに作業を進めるのが難しいですが、パソコンのサポートツールとしてスマートフォンも必要です。

個人用と業務用など、スマートフォンを複数台用意する必要はありません。ただし、スマホアプリの動作確認などで、iPhoneとAndroidスマホを用意しておくと便利な場合はあります。

安定したインターネット環境

安定したインターネット環境がなければ、リサーチやライティング作業がスムーズに進められません。

自宅でインターネット環境を構築するには、以下の選択肢があります。

  • 光回線
  • ホームルーター
  • モバイルルーター
  • ケーブルテレビのインターネットサービス

ストレスなくライティング作業を進めるためには、高速で安定した光回線をおすすめします。

作業環境

騒がしく落ち着かない環境では集中できず、ライティング効率も悪くなります。作業に集中しやすい環境を確保することが大事です。

最低限、デスクと椅子は用意しましょう。時間帯によっては照明の追加が必要となる場合もあります。

静かな環境を確保できるのが理想的です。どうしても音を遮ることができない場合は、イヤホンを使用するといいでしょう。ただし、大音量で長時間イヤホンを使用すると、耳にも悪影響を及ぼすので注意が必要です。

ノイズキャンセリング機能搭載のイヤホンを選べば、遮音性が高く耳にも優しい音量で使用できます。

ポートフォリオ

Webライティングの案件を獲得するために、ポートフォリオを用意しましょう。ポートフォリオとは、Webライターとしての能力やスキルを依頼者に示す、名刺代わりにもなるもの。ほかのライターとの差別化や募集相手との交渉のためにも必要です。

ポートフォリオはWordPressで自身のブログを開設するほか、noteなどのプラットフォームを利用する方法もあります。WebライターはWordPressへの投稿まで任されることもあります。WordPressで自身のブログを運営して、操作に慣れておくとアピール材料にもなるでしょう。

ポートフォリオでは、主に以下の内容を記載します。

  • 自己紹介
  • 経歴
  • 保有資格
  • ライターとしての実績・経験
  • 得意ジャンル
  • 対応可能な業務内容
  • 執筆単価
  • 連絡先(SNSのDM等)

スタート時点では実績がありませんので、まずは実績を積みましょう。実績として執筆記事を掲載する際は、クライアントの許可が必須です。

最初からクオリティの高いポートフォリオを作成するのは難しいものです。いくつか案件をこなしながら、随時更新して質を高めていくといいでしょう。

文章力を高めたい方は、以下の記事も参考にしてください。

Webライターとしての文章力を向上させる7つの方法と基本ルール
Webライターになるために必須の資格はありません。未経験者でも挑戦できますが、一定の文章力は求められます。自身のレベルでWebライターになれるのか不安に思う方もいるでしょう。ここではWebライターとして文章力を向上させる方法を解説します。知っておくべき基本ルールも紹介しています。

辞書

Webライターにとって、辞書は必須アイテムです。記事を書く際は、見慣れない言葉に触れる機会も増えます。自身が表現したい言葉がスムーズにでてこないこともあるでしょう。

辞書といっても、分厚い辞書を購入する必要はありません。ネット上でも辞書検索が可能です。Web上で閲覧できる辞書から自分の使いやすいものをチェックしておくと便利です。

一般的な国語辞典のほか、類語辞典や関連語辞典なども利用すれば、語彙を増やせるでしょう。ライティング作業では、同じようなフレーズの言い換えが必要な場面も多々あります。ライターとしてスキルアップするには、語彙力を高めることも重要です。

Webライターでよく勧められるものとして「記者ハンドブック(一般社団法人共同通信社)」があります。一般的な辞書とは異なり、表記揺れを防ぎ、日本語の正確な文章表記を統一させるための新聞用字用語集です。ただし、レギュレーションはクライアントごとに異なるため、必要に応じて用意するといいでしょう。

アカウント

Webライターとして仕事をする際に、必要となるアカウントをまとめました。いずれも無料で利用可能です。

必要なアカウント 用途等
クラウドソーシング ライティング案件を獲得するために必要。クラウドワークスランサーズココナラなどがある。
Google GoogleドキュメントGoogleスプレッドシートの共有のためにクライアントから求められることがある。Gmailを用意しておくと便利。
コミュニケーションツール Chatwork(チャットワーク)Slack(スラック)などクライアントとのやりとりで求められることがある。事前に使い方に慣れておくと安心。
SNS ライターとしてのSNSアカウントは、活動状況を発信したりスキルをアピールしたりするのに必要。Xなどへの投稿は、ライティングの練習にもなる。
フリー画像素材サイト クライアントからフリー画像を挿入するように指示されることがある。自身のポートフォリオに画像を入れる際にも使用する。写真ACは、商用利用OKで素材も豊富。
請求書作成ソフト クライアントから直接、請求書の提出を求められることがある。弥生会計freee会計に無料で利用できる請求書作成ソフトが用意されている。
電子契約サービス 業務委託契約をクラウド上で締結する際に、クライアントに求められるケースがある。クライアントによって利用するサービスが異なるため、事前に用意する必要はない。

報酬受け取りのための銀行口座

クラウドソーシングなど、クライアントからの報酬を受け取るには銀行振込口座が必要です。一般的にクライアントからの振込であれば、手数料はかかりません。

しかし、クラウドワークスから報酬を受け取る際は、1回の振込ごとに手数料がかかる場合があります。例えばクラウドワークスとランサーズでは、指定した銀行口座によって以下のとおり手数料が異なります。

振込先口座 クラウドワークス ランサーズ
楽天銀行 100円 110円
楽天銀行以外の金融機関 500円 550円

クラウドワークスでもランサーズでも、楽天銀行の口座をもっていれば手数料負担を抑えられるメリットがあります。楽天銀行の口座を用意しておくと、オンライン決済が必要な場面でも手数料が安く便利です。

ココナラでは売上金額3,000円未満の場合のみ、160円の振込み手数料がかかります。3,000円以上であれば、振込手数料無料で振込してもらえます。銀行口座がどこでも関係ありません。

会計ソフト

確定申告するには、基本的に会計ソフトが必要です。Webライターとして本格的に活動を進めていく際は、税制優遇措置を受けられる青色申告をおすすめします。

Webライターとしての報酬が以下の一定額を超えると、確定申告が必要となります。

業態 確定申告が必要となる所得額
副業Webライター 年間20万円を超える場合
本業Webライター 年間48万円を超える場合

所得額とは、Webライターとして得た収入から、必要経費を差し引いた額です。

会計ソフトは複数ありますが、以下3つは特に人気が高くユーザーも多いのでおすすめです。

会計ソフト タイプ
弥生会計 インストール型
クラウド型
freee会計 クラウド型
マネーフォワード クラウド型

自分の使い勝手や予算に合ったものを選びましょう。

Webライターの作業効率化に役立つもの7選


Webライティングの作業効率化に役立つものをまとめて紹介します。必須ではありませんが、あると格段に効率が上るので参考にしてください。

デュアルモニター・ワイドモニター

デュアルモニターとは、モニターを2つ並べて利用することです。モニターが2つあればそれぞれ別の画面を表示できるため、小さな画面で作業するより効率的。情報収集した内容をまとめたり、まとめた情報を見ながら記事を書いたりする際に非常に便利です。

2つのモニターを設置するスペースがない場合は、ワイドモニターやウルトラワイドモニターを採用する方法もあります。画面を2つ表示させても十分な幅があるため、デュアルモニター同様に効率的です。

デスクと椅子

Webライターの仕事は、基本的に座りっぱなしのため、デスクと椅子の相性も重要です。長時間、同じ姿勢を続けることで腰痛や肩こり、体調トラブルを起こす原因にもなりかねないからです。

自分の体型やサイズに合ったデスクと椅子を用意し、良い姿勢を保てるように高さ調節も適切に行いましょう。快適なデスクと椅子を用意すれば、作業もはかどります。

マインドマップツール

マインドマップツールは、情報を整理してまとめるのに役立ちます。マインドマップとは、様々な情報を視覚的に整理するノート術です。無料ツールではXMindがおすすめです。有料ツールも多数あります。

キーワードを中心として、読者にとって有益な情報をトピックごとにまとめます。マインドマップツールでまとめた情報は、記事構成を検討し、書くべき情報を効率的に整理するのに役立ちます。

コピペチェックツール

クライントからコピペチェックツールでチェックしてからの納品を求められることがあります。よく利用されるのが、無料のCopyContentDetectorです。

アカウント登録なしで利用できるツールで、作成した記事内にコピペ個所があれば指摘してくれます。コピーコンテンツは検索エンジンのペナルティ対象となるため、日頃からコピペチェックの癖をつけておくと安心です。

文章校正ツール

文章校正ツールは、作成したテキストを貼り付けるだけで、間違った表現や不適切な表現をチェックしてくれるツールです。

問題のある個所を明確にし、どのような改善が可能かアドバイスしてくれます。特にライティングに慣れないうちは、都度チェックしてスキルアップに役立てましょう。

文字数カウントツール

Webライティングでは多くの場合、クライアントから文字数を指定されます。記事全体はもちろん、場合によっては1文の長さ制限など細かく指定されることもあります。

文字数カウントツールをブックマークしておくと便利です。文字数カウントツールは複数ありますので、自分に合ったツールを見つけてください。

AIライティングツール

急速な進化を遂げているAIも、ライティングに役立ちます。例えばAIライティングツール「ラクリン」は、以下のように様々に活用できます。

  • キーワードの提案
  • 記事構成の見出し作成
  • 記事本文やタイトル、リード文等の生成
  • 誤字脱字チェック

AIにアイデアをもらうだけでも、Webライティングを効率化するのに役立つでしょう。無料プランもあるので使ってみてください。

Webライターに必要なものでよくある質問


Webライターとして活動するのに必要なものについて、よくある質問をまとめて解説します。

Webライターに資格は必要?

基本的にWebライターの仕事をするために必須とされる資格はありません。業界でも、資格をもたずにWebライターをしている方はいくらでもいます。

以下の資格があれば、アピール材料になるでしょう。

資格名 提供元
Webライティング能力検定 一般社団法人 日本WEBライティング協会
WEBライティング技能検定 一般社団法人 日本クラウドソーシング検定協会
Webリテラシー試験 株式会社ボーンデジタル
ビジネス著作権検定 株式会社サーティファイ
薬機法管理者 株式会社薬事法ドットコム

上記以外にも、例えば不動産ジャンルでは宅建士資格など、執筆ジャンルに特化した資格を求められる場合もあります。

スマートフォンだけでも作業できる?

パソコンなし、スマートフォンだけでWebライターの作業をするのは、非常に非効率でおすすめできません。

Webライターの仕事は、リサーチがメインです。様々なWebサイトを閲覧しながら作業を進める必要があるため、デュアルモニターが必要となるほどです。スマートフォン1つでは、複数のページを閲覧しながら進める複雑な作業に向いていません。

理想的なインターネット環境は?

Webライターにとって理想的なインターネット環境は、安定性の高い光回線です。

Webライターとして仕事をする際は、クライアントから指定されたログイン情報を扱う場合もあります。フリーWi-Fiなどでアクセスすると、企業メディアのログイン情報を盗まれたり、内容を改ざんされたりするリスクもあります。

できるだけ安全性の高いインターネット環境で作業しましょう。

Webライティングを効率化できる環境を整えよう


Webライターには、以下のものが必要です。

  • パソコン
  • 文章作成ソフト
  • スマートフォン安定
  • 安定したインターネット環境
  • 作業環境
  • ポートフォリオ
  • 辞書
  • アカウント
  • 報酬受け取りのための銀行口座
  • 会計ソフト

準備すべきものなど数は多いですが、初期費用の負担は少なく、誰でも簡単に始められるのがWebライターの魅力です。まずは安心して案件を受注できるように、しっかりと体制を整えましょう。

案件を獲得して一定の収入を得られるようになったら、便利なグッズやツールを導入することをおすすめします。

例えばAIライティングツールを活用すれば、アイデアを拾ったり視野を広げたりするのに役立ちます。効率的に年収アップを目指しましょう。

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